皆さんは世界的に有名な航空会社のエミレーツ航空がビットコインの導入を発表したことをご存じでしたか?
今回は、エミレーツ航空を題材にビットコインなどの仮想通貨の活用事例を解説していきます!
エミレーツ航空の基本情報
エミレーツ航空は、1985年に設立された、世界屈指のリゾート地であるアラブ首長国連邦のドバイを拠点とした航空会社です。中東、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニアなど世界各地とネットワークを築いており、日本からでも約10時間で到着します。ドバイへの直行はもちろん、ドバイ国際空港を経由して各地へ旅行する方も非常に多いですね。また、機内サービス・機内食など様々な面で高い評価を得ておりリピーターも多いようです。
エミレーツ航空 ビットコイン決済を導入
そんなエミレーツ航空が、先日ビットコイン決済の導入を決めたことを発表しました。
参考:エミレーツ航空「ビットコイン決済」対応へ|NFT・メタバースなどの活用も予定』
内容としては新規顧客の獲得に向けて「仮想通貨」「NFT」「メタバース」「ブロックチェーン」などの最新技術を取り入れていくようです。主な利用用途は、以下の3つです。
- 決済手段としてのビットコイン
- WEBサイトでのNFT販売
- 航空記録保管のためのブロックチェーン
既に家電量販店やエンタメ系、飲食店など決済手段としてビットコインが導入されている事例は数多く、エミレーツ航空で今後利用者が増えてくるのか注目したいところです。また、ファッションブランドなどを中心に盛り上がりを見せるNFT販売からも目が離せません。
新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた業界ですが、現在は旅行者数も増加してきており、ゆっくりと回復傾向にあります。それに加えて、こうしたデジタルテクノロジーの活用により、さらなる業績が見込まれそうです。
日本国内外のビットコイン 使える店舗
エミレーツ航空でビットコインを決済手段として導入することが決まりましたが、そのほかの場所では具体的にどのようなところでビットコインが決済手段として取り入れられているのでしょうか。
今回は日本・海外ともにビットコインが決済手段として利用できる店舗を3つご紹介します。
① ビックカメラ
1つ目は家電量販店の「ビックカメラ」です。ビックカメラでは、現金・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など様々な決済手段があり、ビットコインもその一つです。お客様の決済手段の幅を広げることで利便性の向上を図りました。
実はビックカメラは、日本で初めてビットコインを決済手段として取り入れた店舗なんです。ビックカメラにビットコイン決済が導入された2017年は、日本でもビットコインブームが起こっていた時期ですよね。利便性の向上を目的として、導入を決定したようですよ。
② コカ・コーラ
Coca-Cola Amatil(コカコーラ・アマティル)は、アルコール・ノンアルコール飲料の販売を手掛ける販売代理店で、アジア太平洋地域最大のボトラーとして知られています。同社がオーストラリア・ニュージーランドの自動販売機2000台以上でビットコインをはじめとした暗号資産での支払いを受け入れていっています。決済にはCoca-Cola Amatil(コカコーラ・アマティル)が提供するウォレットアプリの利用が必要で、QRコードをスキャンすることで決済可能とのことです。
③ ケンタッキー
ファーストフードチェーンの「ケンタッキーフライドチキン」は、カナダでビットコインを決済手段として取り入れました。「Bitcoin Bucket」という商品が購入可能でビットコインウォレット「Bitpay」で支払います。期間限定でかつオンライン販売のみの対応となったため、既に完売状態ですが、こうした皆さんにも馴染みがある店舗でもビットコインが使える興味深い事例です。
気をつけるべき 仮想通貨 税金
先述した通り、まだまだ数としては少ないですが、少しづつビットコインやその他の仮想通貨で決済ができるお店も増加傾向にあります。そこで皆さんに1点だけ注意して頂きたいのが「税金」についてです。
決済に目を奪われていると印象が薄れてしまいますが、ビットコインなどの仮想通貨は主に投資でその元手を増やしていきます。皆さんの中に「給料がビットコインで支払われている!」という方は今のところいないでしょう。基本的には仮想通貨を持っているだけでは税金はかかりませんが、手放した時の「利益」に税金がかかってきますので注意してください。
最後に
今回は、主にエミレーツ航空を題材に仮想通貨の話題を取り上げました。現在、下火の仮想通貨をこのように取り入れていく企業もあるので今後の動向から目が離せません。