Skip to content

ビットコイン保有者は要チェック!FOMCの金利発表が重要な理由とは?

皆さんは「FOMC」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。

参照: 『日本経済新聞 FRB理事「0.25%利上げを希望」 FOMCの次回会合』

これは2023年1月21日の記事で、直近でこのような記事が出るほど「FOMC」は今非常に注目されている事象です。しかし、皆さんの中には「FOMC」がそもそも何を指す物なのか把握できていない方もいることでしょう。そこで今回はFOMCについてわかりやすく解説をしていきます。

FOMCについて

最近話題に上がっているFOMCですが、一体どういったものなのでしょうか。

参照:『主要各国の金融政策スケジュール (2023年)』

実は調べてみると簡単にスケジュールなどがわかるようになっています。では実際にFOMCが何なのか、見ていきましょう。

FOMCとは

「FOMC」と言う経済の単語を詳しく解説しているSMBC日興証券のページでは下記のように解説がなされています。

『FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決定する会合のことです。日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。

FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。』

参照: 『SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集』

野村證券のページでも似たような解説になっています。

参照:『野村證券 証券用語解説集』

上記の解説だと何やら小難しく感じるかもしれませんが、要するに「アメリカの金融政策を決める集まり」それが「FOMC」と言うことです。

政策金利の仕組み

FOMCがアメリカの金融政策を決める重要な会合であることはわかりましたが、そもそもの金融政策がいまいちピンときていない方もいらっしゃるでしょう。政策金利とは、その国の銀行が日銀などの中央銀行からお金を借りるときの基準となる金利のことを指します。銀行は中央銀行からお金を企業に事業資金として貸し出したりして、世の中にお金を流通させていきます。金利を下げる場合、「金利負担が軽くなる」ため企業はお金を借りやすくなります。その結果事業が拡大し株価が上がります。また、世の中にお金が行き渡るので購買行動が上がり物価が上がります。このように、世間の物の値段が上がり消費者がお金を多く持つインフレの状態となるのが「金利を下げる」と言うことです。これは金融緩和とも言われます。一方で金利が上がるとこれと真逆のことが起こります。金利負担が高くなり株価も下がります。また、市場にお金の出回りが少なくなるので消費者の購買行動も制限されます。これがデフレです。

FOMCの金利発表が重要な理由とは

FOMCについても金利についても理解ができてきたところで浮かんでくる疑問が、「なぜアメリカの金融政策が重要なのか」と言う点です。仮にアメリカで生活を送るのであれば気にはなるでしょうが、日本で生活をしているのであればあまり関係のないことのように思われます。しかし、FOMCは日本で生活するあなたにとっても非常に重要な意味を持ちます。理由は大きく3つです。

  1. 日本の輸出入に影響
  2. 日本の株価に影響
  3. 世界経済にも影響

やはり大国アメリカの影響は計り知れません。自国での資源を生み出すのが困難な日本は基本的に輸入で賄っています。仮に「円安ドル高」の方針になると輸入にこれまで以上のコストがかかることになります。また、アメリカ株を保有する投資家にとっては議長の発言一つが命取りとなることもあります。これはビットコインなどのFXなどでも同様です。また、以前には議長の「利上げ」を匂わせる発言から日経平均株価が変動したこともあります。また、これは日本のみならず世界経済にも大きく影響します。

最後に

このようにFOMCとはアメリカ、日本のみならず世界にも影響を及ぼしうる重要な会合なのです。皆さんも「専門的な内容は専門家にお任せします」ではなく自分ごととして今後の動向に注意を向けてみてはいかがでしょうか。

Published inUncategorized