仮想通貨であるビットコインが登場し、2017年には100万円を超える価格となり話題となり、「マイニング」という言葉も注目を集めました。
さらに2021年には770万円を記録するなどビットコインの価格は高まり、それに応じてマイニングも再注目されることとなりました。
そんな仮想通貨 マイニングはどういったものなのか、個人でも参入する事はできるのかを詳しく解説します。
仮想通貨 マイニングとは？
そもそもマイニングとはどのようなものなのでしょうか。
我々が普段使用している日本円などの法定通貨は、中央銀行によって管理され、その価値を保証しています。しかしビットコインなどの仮想通貨では、ブロックチェーンと呼ばれる技術のネットワークへ参加している複数のユーザーが管理しています。
そのネットワークへ参加しているユーザー（第三者）が、仮想通貨の取引がある度に不正がないかをチェックしています。
このデータのチェックや承認する作業を「マイニング」と呼び、その作業をした対価として報酬を得られます。
仮想通貨 マイニングの仕組み
「マイニング＝データのチェックと承認」と紹介しましたが、どのような作業をしているのでしょうか。
仮想通貨の取引をした際に「いつ」「誰が誰と」「どのくらいの量を取引したか」などの取引データが発生します。
その取引データを暗号化し、ブロックと呼ばれる状態にして格納します。
このブロックは、新しい取引データが発生する度に作成され、既存のブロックとチェーンの様に次々と連なって作られていきます。
そのためデータの改竄をしようにも、ひとつのデータを書き換えるだけでも過去のブロック全て書き換えなければならないため、事実上不正は不可能な構造になっています。
そしてこのブロックを生成する作業がマイニングとなります。
仮想通貨 マイニングの種類
マイニングにはいくつか種類があるため、ご紹介します。
ソロマイニング
ソロマイニングとは、個人のパソコンでマイニングを行う方法です。
仮想通貨が登場したばかりの頃はこのソロマイニングが主流でしたが、現在では大規模なコンピューターを複数台使用するマイニング業者が多くあり、個人のパソコンではマシンパワーで劣ってしまい成果を得る事が難しくなっています。
また、マイニング用の機器を準備しセットアップするためには多くの予算と専門的な知識が必要なため、これから個人でソロマイニングを始める事は現実的ではありません。
プールマイニング
プールマイニングとは、自分のパソコンなどのデバイスのマシンパワーを貸し出し、その性能や処理量に応じて対価を受け取ることの出来るマイニング方法です。
多くの個人参加者のマシンパワーを集結し、大規模コンピューターに負けない処理能力を実現する事ができるため、マイニングの成功率が格段に高くなり、報酬が分配されるという仕組みです。
ソロマイニングと同じく、マイニング用の機器を準備する必要があり、さらには長時間稼働させなければならないため電気代などのコストも高くなってしまう点は注意が必要です。
クラウドマイニング
クラウドマイニングとは、マイニング事業者へ出資をするという形でマイニングに参加する方法や、機器をレンタルして報酬の一部を得るなど様々な手法があります。
自分で機器を準備する必要もなく、高度な知識も不要なため初心者でも手軽に始める事が出来ます。
しかし中には悪徳な企業も存在しており、資金の持ち逃げなどの詐欺に遭遇する可能性もあるため、しっかりとした下調べは重要です。
仮想通貨 マイニングは今から始められる？
今からマイニングを始める事は可能です。
ですが上記で解説した3つの方法のうち、「ソロマイニング」だけはおすすめしません。（挑戦しても報酬は限りなくゼロに近い）
ある程度のパソコン機器の知識があり、マイニング専用のマシンを準備できるのであれば「プールマイニング」、もっと手軽に始めたいのであれば「クラウドマイニング」に挑戦するといいでしょう。
もしかすると、「今更始めてもなぁ」や「もう少し様子を見てから」と思っている方もいるかもしれません。実は仮想通貨 マイニングの報酬には「半減期」と呼ばれる仕組みがあり、これは4年ごとにマイニングの報酬額が半分になる仕組みです。
そのため少しでもマイニングに興味を持ったのならば、すぐにでも始めた方がお得になります。
まとめ
仮想通貨 マイニングは世界中のユーザーが報酬を得るために24時間マシンをフル稼働させています。
仮想通貨はまだまだこれから発展する分野だと言われているため、マイニングも需要がなくなる事は無いと考えられます。
少しでも興味を持ったのであれば、すぐにでも挑戦してみてもいいかもしれませんね。