ビットコインの大暴落から1ヶ月が経ちましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
「思い切って全て手放した。」「まだ諦めてないけどメンタルがもちません」
状況は様々ありそうです。今回は、そんな皆さんに向けてビットコインと仮想通貨の現状と今後の展望について解説していきます。最後には初心者の方向けの記事も書いてますので、是非ご一読ください。
ビットコイン 大暴落について
ビットコインが暴落した、2022年6月。こちらのニュースによると、1BTC=400万程度で推移していたところから大幅下落により、1BTCが約270万円まで落ち込んでいます。これは、2021年11月につけた最高値の777万からおよそ65%もの下落となります。そこから停滞を続けていたビットコインですが、1ヶ月後の7月にはようやく300万円台まで回復。最高値777万円と比較してもまだ半分にも到達していませんが、今後の動向に注目していきたいところです。
なぜビットコインは大暴落したのか
それでは、そもそもなぜビットコインは大暴落したのか。様々な要因が絡んでいることを前提として、主に以下の3つが注目すべき原因と言えます。
- 米国による規制
- 世界経済の停滞(コロナウィルス、戦争等)
- 株式市場・為替市場との連動
2020年頃を境に猛威を振るった「新型コロナウイルス」ですが、現在もその脅威は収まっていません。それに加えて、ロシア・ウクライナ間における情勢。こういった世界経済に直接的にダメージを与えることが起きたことで、経済の停滞に対して懸念が広がりました。直近だと、米国では金融緩和政策から一転して金融引き締めの動きを見せました。引き締めにより資金の流通が減ると、仮想通貨などの投資商品が真っ先に売られる傾向があります。ビットコインの「売り」が続出したため、今回の暴落が引き起こされたことは1つの事実です。
ビットコインの今後は?
歴史的なインフレも相まって暴落したビットコインですが、今後も下がり続ける、もしくは停滞の一途をたどるのでしょうか。現在では、大暴落時よりも回復しているとは言え、1BTCあたり300万円台と大暴落前の400万円代までは少しかかりそうな状況です。もちろん仮想通貨は株式市場と同様で、上がる時もあれば下がる時もあります。その上で今後注目したいポイントは以下の3つです。
- ビットコインのアップデート
- 大企業や投資家の動向
- 大国の規制緩和
ショッピングをするとき「中古」よりも「最新作」の方が値段が高いように、ビットコインもアップデートによって利便性やセキュリティ面が向上し、通貨としての価値が上がります。単純にそこでの値上がりが期待できます。また、大国や大企業など世の中に影響力の大きい組織の動向が非常に重要です。米国の金融引き締めが仮想通貨市場に大きな影響を与えたように、反対に規制緩和が成されれば市場も上向く可能性はあります。
仮想通貨 暴落の要因とは?
ビットコインに注目して直近での大暴落の要因を見てきましたが、そもそも仮想通貨が暴落する際の主な要因は何なのでしょうか。仮想通貨の歴史を振り返ると、下落の要因が見えてきます。直近での暴落と被る部分もありますが、主な要因は5つです。
- 大国による規制
- 株式・為替市場との連動
- ハッキング被害
- 著名人の発言等
- 急騰後の反動
1と2に関しては、先述した通りで仮想通貨市場に影響を与える可能性は非常に高いです。
また、ハッキングの発生は仮想通貨に対するセキュリティ面の懸念から下落する傾向にあります。
次の「著名人の発言」というのがピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。実際にテスラ社CEOイーロン・マスク氏の「ビットコイン決済停止発言」を受けて、2021年5月にはビットコインの大幅下落がありました。大国同様、世界経済に大きな影響力のある人物の言動が市場を左右しています。
最後の「急騰後の反動」に関しては、適正価格よりも価格が高騰すると売却の流れが生まれ、ある程度のラインで安定する傾向にあります。仮想通貨の今後を見定めるには、こういった様々な要因を検証していく必要があります。
暗号資産 今後はどうなる?
2022年6月に大暴落を見せたビットコインですが、暗号資産全体において将来性はあるのでしょうか。様々な見解があることを前提に、長い目で見れば暗号資産の将来性は期待できると言えます。理由は大きく3つです。
- 暗号資産で決済可能な店舗が増加
- 暗号資産の業界に参入する企業が増えている
- メタバース(仮想空間)の成長
3つとも共通する点として、企業の参画が活発化してきている点です。暗号資産を決済手段として認知し、店舗で利用可能にしている店舗が増加しています。スターバックスやサーティーワンなどもその1つです。また、近年話題の「メタバース」にも続々と参入しています。メタバースとは、サービスの提供や体験が受けられる仮想空間のことですが、新しい経済圏として非常に注目されています。有名なところでは、ナイキやadidasなどが参入しています。
【初心者向け】仮想通貨 種類について
最後に、これから仮想通貨を始められる、または初心者の方向けに仮想通貨の種類を解説しておきます。ざっくり見積もっても、現在では1万種類以上の仮想通貨があるので、もちろん全てを記載することはしません。今回は初心者の方も「一度は耳にしたことがある」であろう仮想通貨と、今後ぜひチャレンジしていただきたい「草コイン」の紹介をします。
有名な仮想通貨
仮想通貨初心者でも「聞いたことはある」となるような基準であげております。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
これらは人気が非常に高く、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。より正確に種類を分けると「ビットコイン」と「アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)」となります。これらは高い人気の一方で、今後急激な成長はあまり見込めません。なぜなら、多くの人が知っていてかつ信頼をおいてるため需要が安定しているからです。
狙い目は「草コイン」!?
「草コイン」を皆さんはご存知でしょうか。草コインはビットコインなどとは反対に「時価総額も認知度も低い仮想通貨」の総称です。決して、「草コイン」という仮想通貨があるのではありません。
- ドージコイン
- モナコイン
- トロン
上記はあくまでほんの一部です。草コインの魅力としては「高騰が狙えること」と「時価総額が低いため少資本で分散投資できる点」です。皆さんも是非調べてみてください。
まとめ
皆さん、お疲れ様でした。ビットコインは現在暴落から弱気相場に陥っています。かといって将来が無いかというと、そうでもないと言うことがお分かりいただけたかと思います。今後は単なる投資対象のみならず、決済手段やその他様々な利用用途が出てくる可能性も大いに考えられます。この記事が暗号資産をうまく活用するために考えるきっかけとなれば幸いです。