皆さんは「メルカリ」を利用したことはありますでしょうか。多くの方が一度くらいは利用したことがあるのではないでしょうか。
では、ビットコインの取引はしたことがあるでしょうか。この問いに関しては、多くの「NO」が返ってきそうです。今の質問には、ちゃんとした意図があります。後述しますが、今後ビットコインがより日常的なものになる可能性があります。その根拠が「メルコイン」の登場です。
「メルコイン」初めましての方も多いことでしょう。しかし、これを知らないまま2023年を迎えるのは非常にまずい状況です。今回は、メルコインについてどう言うものなのか解説していきます。
ビットコインについて
メルコインの話に入る前に、「ビットコイン」と「メルカリ」に関してのおさらいをしておきましょう。
ビットコインは世界で初のブロックチェーンを基盤とした「デジタル通貨」のことを指します。大きな特徴は、法定通貨で言うところの中央銀行といった管理者が存在しないことです。管理者が存在しないため、通貨としての価値が保証されておらず価格の変動が起こります。
また、一方でその国だけでしか使えない「円」や「ドル」などと違い世界中どこでも使えて個人間の送金も可能という自由度の高さは最大の特徴と言えるでしょう。ビットコインは今や暗号資産の代表格で、そのほかの暗号資産(アルトコイン)と比べても比較的安定はしていると言えます。
メルカリについて
続いて、メルカリについてのおさらいです。「メルカリ」とは、株式会社メルカリが運営するフリマアプリです。今では「フリマアプリの代表格」と言っても過言ではないでしょう。
スマホで無料で利用可能で、スマホ一つで家の不用品などをサクッと出品出来たり、反対に購入できたりします。一度利用されているために市場より安い価格で商品が手に入ることもあるため、そこが人気の要因の一つと言えるでしょう。
また、出品や購入には一切手数料がかかりません。ただし、取引が完了したタイミングで10%の手数料が発生し、差し引きが売上金額となりますのでその点だけは注意しておきましょう。
メルカリはQRコード決済の「メルペイ」や「メルペイカード」など新たなサービスを続々と開始し、その最新作となるのが来春稼働予定の「メルコイン」と言うわけです。
来春稼働予定!mercoin(メルコイン)とは?
では、本題の「メルコイン」に話を移していきましょう。
メルコインはメルカリの子会社として2021年4月に設立され、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画や開発を行っています。2022年6月には資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者としての登録を完了しており、これを受けて「メルカリ」での売上金やポイント、「メルペイ」の残高を使ってビットコインの取引が可能になるよう準備を進めているようです。
メルコイン 特徴
やはり、大きな特徴は「メルカリ」との連携です。先述した通り、メルカリでの売上金をビットコインで受け取れるようになります。また、決済サービス「メルペイ」で暗号資産の決済もできるようになる予定とのことで、「メルカリ」を中心とした連携で暗号資産がより一般的に根ざしたものになっていくことが予想されます。
「メルカリ」の利用者数が月間1700万人を超えていることからも、メルコインの利用増はより信憑性の高いものとなります。
メルコイン今後の展望
「メルカリ」が既に広く受け入れられており、ユーザーからの信頼も得ている状態です。
今後、現在のメルカリにメルコインが実装された場合、ユーザーはより気軽にビットコインに触れることが可能となり、仮想通貨に対する心理的ハードルを大幅に下げることができるのではと期待されています。これは決済サービス「メルペイ」にも同じことが言えるでしょう。
さらにメルコインでは今後、NFT技術の活用により、アートやエンターテイメント、スポーツといった分野で新たなコンテンツを生み出し、クリエイター個人による価値の流通促進を行っていくということです。
最後に
このように、「メルカリが仮想通貨始めるんだ」くらいの感覚でいるとあっという間に時代に取り残される可能性があります。
既に日常の一部に溶け込んだフリマアプリで仮想通貨が取引可能と言うことになれば仮想通貨そのものが日常の一部となっていく可能性すらあるからです。来春稼働予定とのことですが、随時情報のチェックは欠かせません。